スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

stevensjohnson symdrome/Lyell syndrome

どのカテゴリーにこのトピックをいれようかと迷ったけれども、あえてファーマの欄に

今日は
Stevens-Johnson Syndrom(SJS)/Lyell syndrome(TEN)と呼ばれる皮膚病にについて

前回のNSAIDsの説明で軽く触れましたが、どのようなものかを写真付きで説明します。
※画像を含みますので、見たくない人は飛ばして下さい。


この病気は主に先日紹介したNSAIDsを含む色々や薬の副作用として発生し、命に関わる大変重篤な皮膚病です。厚生省のデータが載っていたので、参考に以下
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1211/h1130-1_a_15.html#17



日本語ではSJSを皮膚粘膜眼症候群,TENを中毒性表皮壊死症と呼びます。
上記HPに飛んで貰えれば詳しい解説が載っていますので、詳しくは省きますが、

以下一部の症例の写真
StevensJohnsonsyndrome.jpg

stevenssymdrome2.jpg


スティーブンス・ジョンソン症候群



ポイントとして実に様々な原因が考えられれるということ。主にウイルス感染、薬剤の副作用、悪性腫瘍から、肺炎マイコプラズマ、食べ物などへのアレルギー反応、また原因が不明のものもあるそうです。生理学的な発生機序は未だ完全には解明されていないそうですが、原因としては1100種類以上だと記述してありました。


SJSの初期症状として,発熱,左右対称的に関節背面を中心に紅斑(target lesionなど)が
出現し,急速に紅斑の数を増し,重症化するにつれ,水疱,びらんを生じ,融合します。これらの症状には高熱を伴うことが多く、かゆみ、悪寒を感じる事も報告されているそうです。ポイントとして、眼,口腔粘膜,外陰部などの粘膜疹を伴うことも多く,呼吸器障害(肺炎等)や肝障害などの合併症を来し,その死亡率は6.3%との報告があるそうです。目に症状が出ることが多く、失明や後遺症になる症例も少なくいないそうです。



統計として、SJS, TENの発生頻度は,人口100万人当たりそれぞれ年間1~6人,0.4~1.2人と極めて低いものの(日本)、一端発症すると、死にいたる最悪のケースを含め、失明や皮膚疾患など重度の後遺症を伴う事が多いそうです。



薬剤の副作用が原因でのSJSやTENに関してここでは言及しようと思いますが、薬の副作用が原因でのSJSの発症は全体の59パーセントをしめるという文献もありました。また、前述のようにまれにとはSJS、TENを起こす可能性のある原因医薬品は,抗生物質製剤,解熱鎮痛消炎剤(NSAIDs),抗てんかん剤,痛風治療剤,サルファ剤,消化性潰瘍用剤,催眠鎮静剤・抗不安剤,精神神経用剤,緑内障治療剤があるそうです。その他にもたくさんありますし、原因となり得る薬品の成分に目を通すと、医師の処方無しで買えてしまう薬品の副作用での発症も十分に起こりえるようでうす。具体的には先日紹介したアメリカのスーパーで簡単に買えてしまう、AdvilやTylenol、ALEVEなどでも起こりえると言うことです。



また、これらの薬剤の副作用として起こる事に関して言えば、摂取から2週間前後の発症が多いとされていますが早いときは2,3日後からも症状が出る可能性があるようです。



一方,TENは,発熱や腋窩,外陰部,体幹などに広範囲な紅斑が出現した後,急速に水
疱を生じ,水疱は破れやすく(ニコルスキー現象),全身びらん症状を呈する。II度熱
傷に似て,疼痛も著明である。検査所見では,血液,肝,電解質などに異常を認めるこ
とが多い。多臓器障害の合併症(肝障害,腎障害,呼吸器障害,消化器障害等)を来し,
死亡率も高く20~30%とする報告が多い。このTENはSJSよりも重篤なカテゴリーにはいっており、SJSからこのTENに移行するパターンもあるそうです。

TEN.jpg


では、このよう症状が出てきたらどうするべきか?

まずは大前提として、薬の投与を即座に中止し医者に相談すること。(発症から2週間以内が治療の大事なポイントだそうです。)
治療として、外用性抗生物質やビタミン投与、副腎皮質ホルモン剤の全身投与,あるいは血漿交換療法なども行われるそうですが、しっかりした治療方法の確率には至っていないようです。



発生がまれとはいえ、こういう皮膚疾患が自分の判断で与えた薬品で起こりえることを考えると怖いですね(OTCで手に入る薬剤も原因となることがあります)。渡す際に、このような可能性があることを伝えなければいけないですし、このSJSやTENだけでなくても、アレルギーや喘息があることなどを確認するのはAthletic Trainerとしてだけでなく、一般消費医者としても薬を扱うときに大事な要素の一部です。




(一部の資料、厚生労働省HPより抜粋)




06 : 48 : 27 | Pharmacology | コメント(0) | page top↑

Antihistamin

今回はAntihistaminについて

花粉症がはやるこの季節、アスリートからも色々と聞かれる機会が多いのでここで軽くまとめを。
ま、そんな自分が一番酷いので、自分のためが一番ですが・・・笑


まずAntihistamin(抗ヒスタミン)と効いて一番にたまに浮かんでくるのは

花粉症とか、アレルギーの薬

だなって事でしょう。

その通りです。ただし抗ヒスタミンとは別に抗アレルギー薬もありましてその役割も一部重複するものはありますが、違います。

この抗ヒスタミン剤、根本的にアレルギー反応を根本的に治す薬ではなく、ヒスタミンが過剰放出されたときにあるタンパク質と結合しその結果アレルギー症状がでるのですが、そのプロセスを先回りでタンパク質に結合する事によって防ぐ作用をもっているのが、この抗ヒスタミンで、アレルギー症状が発現するのを防ぐ薬です。

トレーニングルームにある薬もいくつかの種類があります。

Antihistamin単一での薬剤。
またはAcetaminophenなどと一緒に用いることによって風邪総合薬としての機能の一部、
などが主でしょう。

抗ヒスタミン剤を語る前に、ヒスタミンとはなんぞやってのがそもそものポイントですね。
ではヒスタミンについて。

ヒスタミンとは一言で言うと、生体アミン。体の至る所に存在しています。いくつかのwebサイトの記述によると、脂肪細胞(Mast cell)に高濃度で存在していて、プラス肺、肝臓、胃粘膜、脳などにもあり、それぞれ器官での生理機能を担っているそうです。

つまりオデブの人はアレルギーの症状がひどい??BMIによって有意差でたりするのでしょうか。
リサーチが必要です

histamineaa.gif
histamine34.jpg



脱線しましたが、その他にもヒスタミン(Histamine)は神経組織では神経伝達物質として働きます。音や光などの外部刺激および情動、空腹、体温上昇といった内部刺激などによっても放出が促進され、覚醒状態の維持、食行動の抑制、記憶学習能などの生理機能を促進する役割を担っているそうな。

そのヒスタミン、食事からも体内に取り込まれる+体内で必須アミノ酸(Essential amino acid. EAA)であるヒスチジン(Histidine)からも作られます


肝心の役割ですが、普段は細胞内に貯蔵されているヒスタミンが、怪我やアレルギー原因物質(花粉とか)などの外部刺激、体内ホルモンバランスの変化などの内部刺激によって放出されることで、
血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などを起こします。

このヒスタミンが過剰に分泌されると、ヒスタミン1型受容体(H1受容体)というタンパク質と結合して、アレルギー疾患の原因となります。(つまりアレルギー反応や炎症の発現に介在物質として働くんですね)

ちなみにこのヒスタミンが結合する受容体は4つあり、アレルギーや炎症反応を起こすのが上記のようにH1型と呼ばれています。H2, 3, 4もそれぞれ特異の反応を起こします。めんどくさいのでそれぞれの説明は省きます。


怪我の際のヒスタミンの作用は次回詳しく説明するとして今回はアレルギー反応についての流れを

具体例を挙げると、例えば花粉が鼻に入ってきたとします。
その花粉(アレルギー原因物質)を体が認知することでヒスタミンを過剰に細胞から放出してしまいます。
→過剰に放出されたヒスタミンは体内のH1受容体と結合しそれが原因で鼻水、くしゃみ、喉の痛み、発疹、かゆみなどのアレルギー症状が出る訳です。


ところで一番最初のトピック、Antihistamineに話を戻すと、どのプロセスの部分にこの薬は働きかけるのか。それが大事なポイントです。

抗ヒスタミン剤は、ヒスタミンの過剰放出を防いだり、ヒスタミン自体を殺したりする作用はもっていません。最後のプロセスの部分、H1受容体とヒスタミンが結合しますが、抗ヒスタミンはその結合が行われる前にH1プロテインと先に結合しちゃって、ヒスタミンが結合するのを防いでるんです。行くところがなくなっちゃえばヒスタミンはアレルギー反応の原因にはなりませんからね。

つまり一言で言うと、略奪愛しちゃうぞ!物質なわけです



尻つぼみな説明になりまして自分の文章力を疑いますが、取りあいず今までの文章をまとめると

Antihistamineは過剰に放出されたHistamineのProtein(H1)への結合を未然に防ぐ事でアレルギー症状を防いでいるっていう事でした。ちなみにヒスタミンはある程度体にないといけません、体の機能の調節の役割も担っているので。


よく見る成分にantihistamineには

Diphenhydramine
Chlorpheriramine maleate


などがあります

ただし第一世代抗ヒスタミンと、第二世代抗ヒスタミンとありまして(複雑になってきて諦め直前)、
第一世代は中枢神経に作用するので、副作用として眠気や倦怠感、口の渇きなどを引き起こすのだそうです(生理学的作用はパス・・・)。ある文献によると2割から3割の人しか眠気などの自覚症状がないらしいのですが、アスレチックパフォーマンスに影響する可能性もおおいになるので試合前の服用には注意しなければいけませんね。ドライブの前なども注意が必要です。ただし、第一世代の副作用を利用して、睡眠薬として薬になっていたりもします。(そのくらい副作用が強いらしい)

対して副作用で眠気を伴わない(中枢つまり視床下部などに働きかけない)タイプの抗ヒスタミン剤も開発され代二世代として世に出回っているそうです。

もう一つ、抗ヒスタミン剤、神経伝達を妨げているので即効性はあるものの実は鼻づまりにはあまり効果がないという特徴があります。(血中にあるヒスタミンが鼻づまりに関与するので、末梢神経系でヒスタミンの伝達を阻害しても影響がない)。

手元にあるいくつかの薬の成分内訳を見てみると、
前述のDiphenhydramineChlorpheniramine Maleateなどの他に
Nasal DecongestantとしてPheylephrine HCIなどが加えられているものもあります。


OTC(市販)のAntihistamineを含んだ薬でもこの鼻づまりに効果のあるものないものがあるので選手の症状によって使い分けが必要になってくるでしょう。

ルームメイトのダスティンにもってる?って聞いたらAntihistamineを含まない、
Nasal Decongestant専用の薬をもってました。これにはexpectorant(去痰薬。痰を柔らかくしたり出しやすくする)が含まれてましたけど。


これは生理学的にどう働く・・・って調べてた頭から煙が出そうなので今日のところはパス(-_-)
鼻づまりがなぜ他の症状と生理学的に異なった回路を通って発現するのか、そのうちリサーチします(適当)
22 : 33 : 52 | Pharmacology | コメント(0) | page top↑

midol

Midol(マイドル)について

midolextendedrelief.jpg


これは、女性の生理中の薬で

主な作用として

Backache,
Cramp
Bloating
Fatigue

を改善する作用があります。

生理中に起こるmuscle spasmをおさえたり、鎮痛剤として作用する薬。
何種類も売られていて、カフェイン入りものはStimulantとして、他の成分の働きを助ける働き、Fatigueを防ぐ効果をもっています。


こないだ高校生の選手に「マイドルある?」って聞かれて、

「は?マイドルって何よ?」

みたいな顔したら「Never mind」って去って行かれてしまったという悔しい経験があるので、
軽くまとめたいと思います。



なんて見てみたら、成分は
先日のブログにエントリーしたものの組み合わせばかりで大した違いはありませんでした。

例えば、Midol Mentrual completeという製品には

Acetaminophen 500 mg
これは前回のNSAIDsでのエントリーで分かるように鎮痛剤と解熱剤の効果がありますね。
その他にもStimulantとしての Caffeineが60 mg
利尿薬(Diuretic)としてのPyrilamine maleate 15 mg


を含有しています。
Acetaminophenは理解出来ますが、なんでわざわざ生理用の薬に
NaproxenやIbuprofenを入れているのもあります。僕の感覚では、出血が増えていいとは思えないのですが、どうなんでしょう。生理2週間前から処方する事を考えると、あまり出血は関係ないのでしょうか。。


他にもAcetaminophenではなくNeproxen sodiumのものIbuprofenのものもありますが、
10代の子供ではNeproxen sodiumやIbuprofenの副作用を考え服用させないようにしなければいけませんね。

PMS(PreMenstrual Syndrome)と言って,生理前の1週間くらいから精神的に安定しなかったり、お腹の張りを感じる、疲れを感じるなどの症状がでます(200種類以上の症状があるそうです)。女性の80から90%が大なり小なりこの症状が現れるといいますが、そのPMSへ対応するタイプのMidolもあるようです。


また新しい情報を仕入れたら追記します。
Midol が手元に無い場合で求められたら、大人で副作用への反応が過敏でないことが確認出来ればNSAIDsを渡してもイイかもしれないですね。特にPain controlとしてやCrampなどの場合は。今の実習先の高校生アスリートなどはAcetaminophenを含むものしか処方出来ないので注意が必要ですが。
こう


またPamabromという成分も入っている事がありますが、
これは主に利尿作用で知られています。

ただし、Acetaminophenと組み合わせによって生理の時の不快感を和らげる効果があります。
Acetaminophenが主に痛みに作用するのに対し、このPamabromという成分はお腹の張り、膨張感などをやわらげる効果があるそうです。

この成分が含まれているのを調べてみると、
Midol Maximum StrengthやWomen's Tylenol (Menstrual Relief)などがありました。
日本ではよーわかりません。


なんて色々と調べみてみましたが、男の僕は生理がないのでさっぱりイメージできませんw


14 : 49 : 45 | Pharmacology | コメント(0) | page top↑

NSAIDs (2)

前回のエントリーの続きを


Acetaminophen(商品名としてTylenolが有名)の説明は最後にまわして、まずは
Naproxen Sodium(Aleveや, Anaprox, Miranax, Naprogesic, Naprosyn, Naprelan, Synflexなど )について。
よく店やトレーニングルームで見かけるのはALEVEが有名ですね。選手からもたまに聞かれます。

naproxen sodium



このNaproxenもトレーニングルームなどでよく見ますが基本的にはIbuprofenとほぼ同じだと思ってイイと思います。
ビックスリーの抗炎症剤、鎮痛剤、解熱剤として働き、Anti-coagulateの作用も有しています。
Ibuprofenとの違いは、薬の持続時間の違いでしょうか。

Ibuprofenが4-6時間の頻度で摂取するのにたいして、Naproxenは持続時間が12時間から14時間あり、服用頻度は低くなります。


では最後にAcetaminophen
前回のブログのエントリーの記述の通り、他のNSAIDsが含んでいる

抗炎症剤を含んでいない、
Anticoagulate propertyを有していない
副作用、特に胃への負担が少ない

の点が上げられると思います。 これらの理由からNSAIDsに含まないというのが基本ですが、含むというものもありますので、はっきりしません。

tylenol.jpg



もう一点、Ibuprofenなどが末梢系に作用するのに対して、Acetaminophenは中枢系に作用します。
正確にはまだ分かっていないようですが、この違いが他のNSAIDsと何らかの違いを産んでいるんだそうです。

そういう理由でAsprinやIbuprofenに比べて処方しやすいというのが一般の見方です。
AsprinやIbuprofenが基本的に子供には処方出来ず、そういう時にこのAcetaminophenを含んだまたは単一での処方をします。


一番有名なのはTylenol。これはAcetaminophenを単一で使用しています。

それ以外にもいくつかの組み合わせの薬では、例えば日本には
粉末状の薬であるノーシン
錠剤であるセデスなどがあります(AsprinとAcetaminophenの組み合わせ)

疑問なのは、アスピリンにこのAcetaminophenを加えた錠剤が存在すること。
これはアスピリンの処方を半分にすることで出来るだけAnti-inflammatoryとしての効果を維持しつつ、アスピリンが有する副作用を半減させようという狙いでしょう。→未確認なので僕の想像です。



また

皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、
中毒性表皮壊死症(ライエル症候群)、

には次回以降で触れますが、副作用としてに吐き気や皮膚の荒れ、発疹、アレルギー反応、肝臓障害、めまい、などに加え、上記が起こりえます。



だいたい基礎は網羅出来たかな。
長い。。。



今では把握出来無いほど多くの薬がOTC(市販)で手に入りますが、一つ間違えると重篤な問題を起こしかねません。特にからだが資本のアスリートの体の専門家であるアスレチックトレーナーが本人に悪い影響を与える薬を与えていたら話になりません。

聞き慣れない薬の場合でも成分をしっかり理解してさえすれば、単一成分の薬であれば問題ないですし、複数のものが組み合わさっていても基本さえ理解していれば重篤な問題は防げるはずです。


他のNSAIDsは機会があればまた説明しますが、大まかなまとめとして、


4つのもっとも扱う機会の多いNSAIDsについて、
Asprin, ibuprofen, Naproxen sodium(他のNSAIDs)にはAnticoagulant propertyがあり、Acetaminophenにはそれが無い。同様に、Acetaminophenは他の3種と異なり、Antiinflammatoryの作用がないこと、つまりpain killerとして、またはFever reducerとしてが主となります。その代わりに他のAntiinflammatoryと異なり、sideeffectが少ないこと、Anticoagullant出ないことから、処方に関しては比較的安全といえると思います。

脳震盪を起こしたまたは出血を伴う怪我をした選手がやってきて、痛み止めが欲しいと言ったら基本的にはAcetaminophenが一番安全でしょう。

Anti-inflammator3種の違いは、アレルギー反応の違い、副作用の微妙な違い、胃を含めた消化器官への負担、服用量と頻度、用法の違いです。調べれば調べるほど詳しく出てきますが、ここでは省きます。

また4種類全てにおいて、
Antipyreticの効果はあります。解熱効果ですね
ちなみに解熱効果といえば、よくこの4種の成分に加え、アリルイソプロピルアセチル尿素も解熱剤として働きます。ただ、無水カフェインがよく含まれているのを目にしますが、あの効果はなんなのでしょうか。眠くなる成分への対抗剤としてでしょうか。調べてみます。

カフェインの効果は他のNSAIDsの効果を促進する助けになること, Fatigue予防、があるそうです。
記述はありませんでしたが、眠くなる成分への対抗剤としても働くはずです。自信がないですが・・笑

これらが風邪薬として使われているのは、他のカフェインやビタミン、様々な成分をmixして薬を作り上げることによって胃への負担を軽くしたり、ビタミンを補給したり、鼻水を止めるなどのAntihistaminを含んだものが作られています。

人によってバファリン派だとか、EVE派だとか色々あるようですが、ホルモンの分泌レベルなどによって効果も変わってくるので、一概に何が一番とは言えないと思いますが。 私バファリン効かないのよねぇーとかよく聞く話ですよね。

アメリカでは大抵は
Ibuprofenある?とかTylenolある?って成分と商品名がごっちゃになった聞かれ方をすることがおおいですね。おそらく本人達も分かっていないんだと思います。




さて、僕もウォールマートのファマシーのコーナーを不審者ばりに徘徊し少しでも詳しくなろうかと思っています。

次回からはもっと効率よくいかねば。。
13 : 16 : 22 | Pharmacology | コメント(0) | page top↑

NSAIDs

今日はトレーニングルームでよく見たりアスリートによく渡したり質問されたりするNSAIDsについて

NSAIDとはNonSteroidal AntiInflammatory Drugsの略で、
ステロイドを含まない抗炎症薬、解熱作用、鎮痛作用をもつ薬の総称。

現在は相当な種類のNSAIDsが世の中に出回っていて、自分も最初はなにがなんだか分かりませんでした。トレーニングルームにおいてあるだけでも結構ありますので。
この機会にしっかり整理したいと思います。色々調べていくと最後は化学式とか中枢神経がどうのこうのとかにたどり着いてやたらと時間がかかった+その内容をまとめきれるとは思えないので、基礎の部分を簡単に整理したいと思います。




アメリカで一般的に会話の中に出てきたりするキーワードは
ibuprofen, advil, tylenol, acetaminophen, aleve, asprin, naproxen Sodium, antihistamine(not NSAIDs)などでしょうか。


まずはNSAIDs。日本語で言うと、非ステロイド性抗炎症作用の含まれる薬のの総称です

前述のように色々な種類のNSAIDsが世の中に出回っていますが、医学的な効果は大して変わらず、違うのはその服用量、用法と服用頻度などでしょう。むしろ大事なのはその副作用に注意して処方するのが大事であること。


その中でも最も使われているであろう4つを簡単にまとめようかなと思います。

Asprin

有名な商品名ではそのままAsprinとして販売していたり、Bayerという商品名もよく聞きます。

Bayerasprin.jpg



Asprin.jpg



主に鎮痛剤として(Analgesic)、または解熱剤として(antipyretic), または抗炎症剤anti-inflammatoryとして使われています。またantiplatelet effectと呼ばれる作用(血液をさらさらにする、血小板の凝固を防ぐ)も持ち合わせており、低量の使用では狭心症、心筋梗塞、虚血性脳血管障害における血栓・塞栓形成の抑制にも効果があり、心臓への負担を和らげたり心臓発作、脳卒中なども予防する効果があります。しかしこのantiplatelet effectまたはanti-conagulateが時としてマイナスに作用する事があります(後述)。 副作用として一番大きなものが胃腸へのストレス。潰瘍や胃からの出血、耳鳴りなどが起こりえます。胃細胞に取り込まれたアスピリンがプロスタグランジン生産というホルモン抑制し,結果本来プロスタグランジンの持つ、胃酸分泌制御・胃粘膜保護も同時に抑制されるそうです。
特に服用量が増えたり、他のNSAIDsなどと併用するとこのようなside effectsの頻度が高まるそうです。アスピリン喘息と呼ばれる副作用があったりその他でも報告があるのでも、rash, ringing in the ears, headaches, dizziness, drowsiness, abdominal pain, nausea, diarrhea, constipation and heartburnがあげられます。



特に女性の場合はAsprinがAnticoagulant propertyを有するために生理時の出血が増えることもあるそうです。さらに怪我をしたとき出血が止まりにくくなるという事もあり、競技前の使用には注意が必要ですし、脳震盪を起こした患者への使用は行われません。

さらにアルコールやwarfarinと呼ばれるAnticonagulateの薬と併用するとgastrointestinal hemorrhage (stomach bleeding)のチャンスが格段にあがることが報告されています。


さらに16歳以下の子供へのインフルエンザや水痘chickenpoxへの使用は Reye's syndromeと呼ばれる脳炎を引き起こす可能性があるので、(機会があればエントリーします)使われません。市販で変えてしまうこともあり、インフルエンザの初期症状は風邪に似ている事もあり、子供への手法は正しい知識と注意が必要ですね。


日本でアスピリンを含有した商品で有名なのはバファリンA錠とバファリン+(プラス)です。
僕も知らなかったのですが、医者から処方されるバファリンと市販の(OTC-over the counter)商品では違いがあるそうです。(含有量の違いにより効果の違い)

その他バファリンにも
バファリンL
小児用バファリン CII
小児用バファリン チュアブル  
バファリン ジュニア かぜ薬     
小児用バファリン シロップ        

などがありますが、これに含まれるのはAcetaminophenといわれる薬品で主に解熱と生理痛を含めた痛みどめとしてのもので、アスピリンは含まれていません(前述の理由により子供には処方しないのが原則)。つまりAsprinはこれらの商品にはAsprinが含まれていない=抗炎症効果やAntigoagulant Propertyは無いことになります。

それ以外だと、、、製薬会社が出しているのを全て書いたらきりがないので、、、バリエル社のバリエルアスピリンもあります。これは一錠あたりに含まれるアスピリンの量が多いので効果は大きいですが、胃への負担を軽くするが含まれていないので、バファリンと比べると胃への負担が大きくなり、胃潰瘍などの原因にもなります。

とりあいずこの2例だけで・・。アスピリンまたはアセチルサリチル酸が成分として含まれているものの例でした。




Ibuprofen(商品名はAdvilが一番有名)

ibuprofen.jpg


主な用途として

common cold
backache
headache
minor pain of arthritis
toothache
menstrual cramp
muscular aches

と用法の欄にはのっていました。
主な商品名として、Advilが一番有名ですね。

advil.jpg



主なside effect(副作用として)

rash, ringing in the ears, headaches, dizziness, drowsiness, abdominal pain, nausea, diarrhea, constipation and heartburnと記述されています。


調べてみたら、
日本へのトレードネームはEveとなっていました。

イブA錠としてや、エスタックイブ、ルルアタック、コルゲンコーワ、ベンザブロック、パブロンエースとして出ていますよね。これらの違いは一錠に含まれるibuprofenの量の違い、その他に含まれる薬品の違いでした。例えばバファリンルナなどはibuprofenの他にもAcetaminophenも含まれています(また次回のエントリーで説明します)。なかにはibuprofenの他にも鼻炎用のAntihistaminやStimulantとしてカフェインなどが含まれているので、日本ではこれらの商品を総合風邪薬と謳っているのでしょう。


服用の目安として、
推奨されている投与量は体重や適応により、経口投与量は4時間から6時間ごとに200mgから400mg(子供の場合には5-10mg/kg)であり、1日最大投与量は800-1200mgである。この低量の服用量であれば、ibuprofenはNSAIDsの中で一番胃腸障害の危険性が少ないそうです

ただし、医者の監督の下で3200mgの最大投与量も時として用いられるそうです。


Athleteを扱うときに大事なポイントとして、ibuprofenは
Antiiflmmatoryとしての機能の他に、AnticoagulantとAntipyreticの効果があること。

Anticoagulant。血液の血小板に作用して機能を阻害する
結果、血栓などが出来にくくなることで梗塞や、脳卒中などを防ぐ効果がある一方、出血を止めにくくなるまたは他のNSAIDsと併用またはOverdoseなどが原因で、胃などの出血の原因にもなります。

つまり、脳震盪を起こした選手などで出血のおそれのある人にAnticoagulant PropertyをもつNSAIDsを与えると、出血が止まらなくなり悪化させてしまう、脳震盪で言えば命に関わることにもなりかねません。
そういう理由で、後で説明しますが、脳震盪を起こしたおそれのある選手、内出血を含め出血などのおそれがある選手、他の薬を併用している選手、アレルギー反応のある選手にはAcetaminophenを与えることが多いです。Acetaminophenの有名な商品名はTYLENOLですね。

↑Tylenonとずっと思ってましたw


AsprinをはじめIbuprofenに関してもしっかりとした知識と注意力がないと選手に悪影響を与えてしまいますので、ものすごく大事ですね。それぞれの薬の歴史や働く器官、一つ一つキーワードを掘り下げていったらどこまででもいけそうですが、限界に達したのでやめちゃいました。また時間のあるときに少しずつやっていこうかなと思います。



ちょっと長くなってきたので、
Naproxen SodiumとAcetaminophenについては次回のエントリーに回します。

01 : 47 : 43 | Pharmacology | コメント(0) | page top↑
前ページ | ホーム |

プロフィール

takamogo

Author:takamogo
勉強中勉強中。

最近の記事

最近のコメント

Google フリー検索

Google

WWW検索 ブログ内検索

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。