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MSとGTOの違い

今日はよく混乱しがちなMuscle SpindleとGolgi Tendon Organについてちょっとまとめようかと思います。AT関係のトピックに関して、自分の中で沸いてきた色んな疑問を掘り下げていくと結局生理学にたどり着いちゃうっていう、ものすごく大事なものですが、そこまで深い会話がAT同士であっても出てこない→軽視されがち。なんですよね。

自分が無駄に「なぜそうなるのか、理由は、原因は?」って突き詰めたがるタイプの人間なので自分はこういう疑問がわくたびに生理学に目を通しますし、分かったときの快感はひとしおなわけです。
が、、先の見えないトンネルに首を突っ込むこともありまして、あーでもないって考えて一晩答えを出せずに終わることもあります。。。



ってことで、脱線しましたが、MSとGTO違いについて
09 : 35 : 40 | Others | コメント(0) | page top↑

Hordeolum/麦粒腫

Hordeolum、日本語では麦粒腫
なんのことか分かりますか?



これは日本で一般に「ものもらい」と呼ばれるまぶたの辺りが赤く腫れたり膿が出たりするあれですね。アメリカでも「Stye」という名前でみなに知られています。ちなみに全国で色んな呼び方があって、面白いサイトがありましたので興味のある方は見てみて下さい。ちなみに、我が実家熊本では「お姫様」と呼びます。
http://www.rohto.co.jp/mono/

見てみると東北地方では、ばかと呼んだり
関西地方などではめいぼやめばちこと呼んだり色々です。面白いですねぇ。。

とにかく正式な名前は麦粒腫。英語ではStyeといいます。
出来る部位によって外麦粒腫と内麦粒腫に分類されます。


比較的多いのが外麦粒腫(an external hordeolum)、まぶたの皮脂腺(sebaceous gland)で起きます。皮脂腺からは脂や汗が分泌されていて、その腺の中に細菌が入り込んで増え、炎症が起きたものを外麦粒腫(External stye)と呼びます。。痒みを伴って赤くなったり膿を伴ったりします。皮脂腺での感染ということを考えると、ニキビと同じようなものでしょうか。

external stye


styeanatomy.gif


もうひとつは内麦粒腫(an internal hordeolum). 上記目周辺のanatomyを見てもらうと分かるように、まぶたのフチの上下に、目のために脂を分泌するマイボーム腺(meibomian gland)という腺があります。ここから分泌される脂は、眼球の表面の涙の上に浮かんで目が乾燥するのを防せぐ機能を持っているそうです。この腺に細菌が入り込んで炎症を起こしたものがInternal stye、つまり内麦粒腫。こちらは外麦粒腫に比べると頻度は少ないそうです。(ちなみにこのMeibomian Glandが機能不全になる症状やInflammationを起こす症状なども存在します)。



原因はStaphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)またはStaphylococcus epidermidis(表皮ブドウ球菌)が主で、この菌達は誰の皮膚にも存在していて幹部を清潔に保っていなかったりだとか、寝不足ストレスなどで免疫システムが低下しているとき、アレルギー性結膜炎の患者などで目を掻くクセのある人によく起きるといいます。



経験おわかりでしょうが患部を清潔に保っていれば特に治療せずとも1週間前後で治ります。
ただ出来るだけ早くなおしたい場合、患部の痒みや痛みが強い場合はお医者さんにいって、抗生剤の点眼や内服での治療も可能です。外用の塗り薬もあります。また、進行していくと化膿が酷くなって、腫れが大きくなってきますので、一部切開して膿を取り出す処置もするようです。とにかく自分がこの麦粒腫だと思ったら、コンタクトレンズをつけているかたはその期間は絶対につけてはいけませんし、女性のメイクアップもよくないですね。



日本では有名なものもらい、アメリカでもStyeというなで世間に知れ渡っていました。
とりあいず患部は清潔に!って事ですね。

ちなみに処置の一つとしておもしろい違いを見つけたのですが、いくつかの資料を見ていたら
日本では患部を冷やすと痒みや痛みが緩和されると書いてあったのですが、
アメリカでは冷やすのではなく温めるとの表記がほとんどです。

なんなんでしょう。
自分の感覚では、冷やすのはたしかに痛みや痒みを抑えると思います。
一方温めるというのはInfectionの時などに膿を早く出したい場合など, to accerelate drainage of affected area効果を狙っているのではと思っています。以前所属していた野球のチームドクターも温めるのが一番だと言っていました(Relief the symtomsに)。おそらく他の場所の感染と違い、目という非常にtouchyな箇所の問題なので、掻きむしることによって角膜をきづつけたりするのを防ぐ→痒みを抑える、目的で日本では冷やすという選択肢をとるのでしょう、特に子供の患者には。

というのが自分の感覚ですが・・が実際はどうでしょうか。

最後にもう一つ
英文で調べいていたら必ずセットになって出てくる単語がありました。
それがChalazion。日本語では霰粒腫(さんりゅうしゅというらしいです。

写真

chalazion3.jpg

chalazion2.jpg


これは、ものもらい、つまり麦粒腫と混同されやすいですが、細菌性の感染ではなく、マイボーム腺の分泌穴がなんらかの理由でつまり、(患部の清潔を保っていない、慢性のストレス、疲れ、化粧を落としていないなど)。出られなくなった脂はマイボーム腺の中でカプセル状に固まってしまってできもののように腫れてしまいます麦粒腫と違うところは痛みが無いところです。Internal styeからの二次的なもので発症する場合もあるそうですね。目立ったできものになるので美容的な観点から見たら女性にはたまりませんでしょうし、自然になくなることもまれにありますが、大きくなったら治療しなければ基本的に治りません。

ただし簡単な手術で直るといいますし、大きなできものが実は腫瘍だったら大変なので、しばらく立っても直らなかったらすぐにお医者さんにかかることをお勧めします。




06 : 45 : 43 | General diseases | コメント(0) | page top↑

Strep

Monoがウイルス性感染だったのに対して、このStrepはバクテリアによる感染(streptococcal bacteria)です。

正直なところ日本ではあまり聞いたことがありませんでしたが、こちらに来てからよ~く聞く言葉です。
ATがのどの痛みを訴えている選手などののどの奥を見て、「これ、Strepかもだから病院でしっかり見てもらった方がいいねぇ」なんて場面にはよく出くわします。
調べてみると日本語では溶連菌感染症というらしーです。うーん聞いたこと無かったな。。


実際テニスで働いているときも一人の選手がこのStrep throatにかかりましたし、病院での実習中、2名ほど典型的なStrepの症状をもった患者がやってきてDr. Tuttleがスクリーンテストをやっているのをみました(ドクターは症状からほぼ確信していましたが、Strepは一部症状がMonoと似ている部分があるので、MONOかもしれないねぇ~なんてしっかりした診断をするためにスクリーンテストをしていました。結局Strepだったんですが)。年中通して、かなり頻繁にアメリカでは聞きます。


この一般にStrep throatと言われる感染症の原因細菌、正式な原因バクテリアの名前はStreptococcus  pyogenes化膿レンサ球菌といいます。 たくさん存在するStreptococcusのうちの一種です。


ちょっと調べてて面白かったので、語源について

Streptococcusの語源は

ラテン語で「よじる」を意味するstrephoから派生したstreptos(曲げやすい、柔軟な)と、
球菌を意味するcoccus(元々の意味合いは粒や木の実の意)に由来しているそうな。こんな形です

streptococcus_pyogenes.jpg


連鎖してますよね?
つまり形からレンサ菌という名前になっているんです。


脱線しちゃいますがStaphylococcus(ブドウ球菌)もついでに

staphylococcus-aureus.jpg


この菌名の語源は、
ラテン語でブドウの房を意味するstaphyloと、同じように球菌を意味するcoccusの組み合わせ。
日本語でもそのまま見た目からブドウ球菌ってなってます。
ブドウ球菌の中にもたくさんの分類があるのですが、細胞学者に興味はないので、省きます。
一番有名なのはStaphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)ですね。皮膚など常在菌です。

この球菌達、配列や染色液への反応などによって分類されています。
前述のようにブドウ球菌、レンサ菌をはじめとし、グラム陽性のものとして、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)、Streptococcus pyogenes(化膿レンサ球菌)、pneumococcus(肺炎球菌(肺炎双球菌))、グラム陰性のものとして、gonococcus(淋菌)、meningococcus(髄膜炎菌)などもあり、感染症の原因になります。

無害な球菌もありますが、色々な種類の球菌が原因で我々の健康が脅かされる訳ですね。
上記以外にも調べてみたら本当にやまほどありました。。化膿性(患部の化膿をともなうもの)疾患、毒素系(毒素を生産することによって体に害をきたす)、それに合併症として他の重傷な疾患が現れることもあるそうです。

またまた脱線しちゃいますが、レンサ菌系で一番恐ろしいと言われているのが人食いバクテリアとの異名も持つ劇症型レンサ球菌感染症(壊死性筋膜炎など)。原因は不明ですが、進行の早い致死性疾患のであり、生存率は30%だとか。怖すぎますね。急速な手足の壊死を伴う(一時間に数cmも仮死が進むと言います)、A群レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)による疾患。普通の感染症と何が違うのかという研究がなされていますが、今はまだ完全に解明されておらず、患者の毒素への感受性の違いだろうと推察されています。


とりあいず話をまた戻しますと、
全て球菌なので言葉のどこかしらにCoccusがついているのが分かって頂けると思います。

この同じ球菌関係の感染症でもたくさんあり過ぎて、テンパり中ですが、ここではあくまでStrep throatと俗に呼ばれる感染症の原因である化膿性のレンサ菌についてに絞ります。



主な症状について


強い喉の痛み
熱(38C or 101Fを超えることも)
飲み込むときに痛い
扁桃腺の腫れ、発赤(+扁桃腺に白い膿が現れるのが典型的な例だそうです。写真の例↓)
リンパの腫れ(頚部全部のリンパ節)

が典型的な症状でしょう。
こんな感じですstrep1.jpg


strep2.jpg


↑典型的な例

この炎症が原因で口臭がひどくなることもw
halitosis.jpg


遊び心です(ひどい口臭の正式名称をHalitosisといいます)
※体臭やわきがなどは会話の中ではよくBOという言葉で出てきます(Body odorの略)使ってみて下さい。



他にも頭痛(Headache)やお腹の痛み(abdominal pain)、倦怠感(Fatigue)、)などもよく起こるといいます。



主な感染源は人から人への感染。
咳やくしゃみ食器などの共用、または握手などでも感染するといいます。一般に3歳から12歳程度の児童でよく感染する+学校など閉鎖的な空間で過ごすことによって蔓延するといいます。もちろんStrep throatに感染したら直るまでは学校に行っちゃ駄目ですね。ATとして評価するときも、評価後自分自身の身を守るためにも手荒いうがいは欠かせません。基本ですね。

一端感染すると、感染から潜伏期間を1~3日おいて発症するのが普通のようです。
風邪やMonoなど他の病気と紛らわしいときがありますが、病院でスクリーン(喉の奥から粘膜を取って、特別な検査薬で菌があるかを確認する)をかければ一発で分かります。
原因が分かれば安心ですよね。



とにかく上記のような症状を起こす訳ですが、治療としてペニシリン系抗菌薬の投与が中心となるそうです。通常は内服治療が可能で。咽頭痛などのために内服が困難な時は、抗菌薬の筋肉注射または静脈注射を行うことがあるそうです。

ほっておいても直るケースもありますが、この感染症からひどい場合は
glomerulonephritis (糸球体腎炎), scarlet fever(猩紅熱、イチゴ舌を特徴とする), リューマチ熱などを併発するパターンもあり注意が必要です。

いちご舌
いちご舌


それぞれについて今度詳しく自分でも調べてみようと思います。



さて寝るか~


14 : 21 : 54 | General diseases | コメント(0) | page top↑

Mono/Kissing Disease

今日はMonoについて、

アメリカではMonoと聞いて分からない大人はほとんどいないと思われるほど、みな知っている病気で、正式名称はinfectious mononucleosis と言います。ちなみに日本語では伝染性単核球症。

Infectious_Mononucleosis_3.jpg

the Epstein-Barr virus (EBV)と呼ばれるウイルスへの感染が主な原因で、主な症状として

発熱、Fever
扁桃腺の炎症(white patchがみられることも)、
リンパ腺とくに頚部後方の腫れや圧痛(首の後ろのC3,4あたり)
全身倦怠感Fatigue
がメインの症状。

その他頻度は高くないものの、症状として
Enlarged spleen (splenomegaly)脾腫(膵臓の腫れ)
Liver (hepatomegaly) 肝腫脹
Petechial hemorrhage 点状出血
abdominal pain(腹痛)
headache
Muscle Aching
Depression(うつ)

などもあります。

慢性のものになると膵臓が破裂する事もあり(impactのありなしに関わらず)命に関わる事もあることから日頃からの注意が必要ですね。

splenomegaly.jpg


幼児期にかかるmonoはひどくなく風邪の症状と酷似している+症状がすぐに治まるので例えMonoであっても診断されないケースがほとんどのようです。(抗菌薬はこのmonoには効かないのですが、有熱期も2日程度と短く症状もひどくないのでtonsillitis扁桃炎として処理されることがほとんどだそうです)

逆に幼児期を過ぎた青年期、あるいはそれ以上の年齢で初感染した場合、発熱・全身倦怠感のほか、口蓋扁桃の発赤腫脹・咽頭痛、アデノイド腫脹による鼻閉、全身特に頚部のリンパ節腫脹、肝脾腫がみられるそうです。

さらにmonoを扱う上で大事なポイントが、一端ウイルスに感染すると例え症状が収まっても、ウイルスはその後ずっと体には生き続けるという点。


主な伝染経路として、唾液や食器類のシェアーなどがメインです。幼児期に関して言えば両親からキスされて感染することも多いと言いますし、大人でもキスを通して簡単に伝染してしまいます。こういう理由で、Kissing diseaseとも呼ばれたりするわけです。



テニスで実習中このmonoに掛かった選手を一人扱いました。明らかに疲れているような感じがありましたし、症状が2ヶ月近く続いていて辛いし眠れないと非常に大変な状態でした。微熱が続き、倦怠感、喉の痛みなどが主な症状でした。しかも彼の場合はChronicのものだったので、1年前も同じ症状があり、一端症状は治まったらしいのですが、原因不明で今回も同じ症状が続いているといいます。

一般に青年期以降で感染した場合、症状は比較的長く残るそうで、長いときには彼のように2ヶ月も続くことがあるようです。

診断として、血液検査での白血球やリンパ球の変化などでMonoかどうかの診断出来きます。


何よりも問題なのが、
他のウイルス感染と違って、まだしっかりした治療法は確立されていないということ。基本的には体内の免疫システムにより数週間で自然治癒する場合がほとんどですが、前述のように体内には以前ウイルスは存在し、なにかのきっかけで再発または他人への伝染も考えられます。

この再発に関して、もう一つのポイントがありまして、
慢性活動性EBウイルス感染症(Chronic Active Epstein-Barr Virus infection : CAEBV)の存在もATとして知っておかねばならないポイントでしょう。


現在欧米では成人の90%近くがこのmonoの原因となるEpstein-Barr virus (EBV)に既に感染しており、このEBRウイルスはリンパ球内で増殖するのですが、体内の免疫機構によって多くの場合抗体が生産されて発症を制御します。しかし免疫システムにより処理されるので発症することが少ないのです。しかし、まれなケースとし、体内免疫システムによって免疫制御されていたウイルスが何らかのきっかけから体内で再活性化してしまい、リンパ球内感染が持続的に続き、体内での免疫制御が不能となってしまい、そのため慢性的にウイルスが増殖活動してしまうんだそうです。これが前述のChronic Active Epstein- Barr Virus Infection。こうなると、症状は慢性的に続いてしまい、さらには血球貪食症候群を併発したり、最終的に多臓器不全や悪性リンパ腫などを発病してしまうこともあるそうです。

こう考えると、子供ではただの風邪や扁桃炎と処理されるEBVウイルス感染も、実は非常に危険なウイルスであるのが分かって貰えると思います。それが唾液一つで感染ですからね。怖い世の中です。



さらにアスレチックトレーナーからの視点で考えれば、選手をどう扱えばいいのよ?
って話になると思います。

まずは、大事な事として、
症状から、ただの風邪や疲れでなくてmonoを疑えて医者に照会出来る事が一つ。

慢性のものになってくると、肝脾臓の腫れも見られることがあり、腫れている状態でスポーツ活動をすると破裂するおそれもあるので、腫れが認められる場合は禁忌とされています

もう一つ、ウイルスに感染していて症状があるものの比較的軽度の症状の選手選手の練習や試合への参加の判断。まれとはいえ扱いを間違えれば命に関わる感染症であり、正しい判断、医者や家族とのコミュニケーションを取ることも考えても、このウイルスへの知識は絶対でしょう。変な話、靱帯を切ったり骨折したりしている訳でなく、風邪の症状に似ている場合が多いので、選手が無理しちゃえば試合の参加は出来ちゃう訳で。だからこそ、しっかりとしたmonoへの知識が必要になってくる訳です。放置の結果、Kehr's signなんて調べることになっちゃったらATとしていかんでしょう

古い資料ですが、mono感染のスポーツ選手を扱った資料で、綺麗にまとめられているものをを一つ紹介します、

Dennis G. Maki, MD
Infectious mononucleosis in the athleteDiagnosis, Complications, and Management.
The American Journal of Sports Medicine 10:162-173 (1982)








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Staph infection

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