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Strep

Monoがウイルス性感染だったのに対して、このStrepはバクテリアによる感染(streptococcal bacteria)です。

正直なところ日本ではあまり聞いたことがありませんでしたが、こちらに来てからよ~く聞く言葉です。
ATがのどの痛みを訴えている選手などののどの奥を見て、「これ、Strepかもだから病院でしっかり見てもらった方がいいねぇ」なんて場面にはよく出くわします。
調べてみると日本語では溶連菌感染症というらしーです。うーん聞いたこと無かったな。。


実際テニスで働いているときも一人の選手がこのStrep throatにかかりましたし、病院での実習中、2名ほど典型的なStrepの症状をもった患者がやってきてDr. Tuttleがスクリーンテストをやっているのをみました(ドクターは症状からほぼ確信していましたが、Strepは一部症状がMonoと似ている部分があるので、MONOかもしれないねぇ~なんてしっかりした診断をするためにスクリーンテストをしていました。結局Strepだったんですが)。年中通して、かなり頻繁にアメリカでは聞きます。


この一般にStrep throatと言われる感染症の原因細菌、正式な原因バクテリアの名前はStreptococcus  pyogenes化膿レンサ球菌といいます。 たくさん存在するStreptococcusのうちの一種です。


ちょっと調べてて面白かったので、語源について

Streptococcusの語源は

ラテン語で「よじる」を意味するstrephoから派生したstreptos(曲げやすい、柔軟な)と、
球菌を意味するcoccus(元々の意味合いは粒や木の実の意)に由来しているそうな。こんな形です

streptococcus_pyogenes.jpg


連鎖してますよね?
つまり形からレンサ菌という名前になっているんです。


脱線しちゃいますがStaphylococcus(ブドウ球菌)もついでに

staphylococcus-aureus.jpg


この菌名の語源は、
ラテン語でブドウの房を意味するstaphyloと、同じように球菌を意味するcoccusの組み合わせ。
日本語でもそのまま見た目からブドウ球菌ってなってます。
ブドウ球菌の中にもたくさんの分類があるのですが、細胞学者に興味はないので、省きます。
一番有名なのはStaphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)ですね。皮膚など常在菌です。

この球菌達、配列や染色液への反応などによって分類されています。
前述のようにブドウ球菌、レンサ菌をはじめとし、グラム陽性のものとして、Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)、Streptococcus pyogenes(化膿レンサ球菌)、pneumococcus(肺炎球菌(肺炎双球菌))、グラム陰性のものとして、gonococcus(淋菌)、meningococcus(髄膜炎菌)などもあり、感染症の原因になります。

無害な球菌もありますが、色々な種類の球菌が原因で我々の健康が脅かされる訳ですね。
上記以外にも調べてみたら本当にやまほどありました。。化膿性(患部の化膿をともなうもの)疾患、毒素系(毒素を生産することによって体に害をきたす)、それに合併症として他の重傷な疾患が現れることもあるそうです。

またまた脱線しちゃいますが、レンサ菌系で一番恐ろしいと言われているのが人食いバクテリアとの異名も持つ劇症型レンサ球菌感染症(壊死性筋膜炎など)。原因は不明ですが、進行の早い致死性疾患のであり、生存率は30%だとか。怖すぎますね。急速な手足の壊死を伴う(一時間に数cmも仮死が進むと言います)、A群レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)による疾患。普通の感染症と何が違うのかという研究がなされていますが、今はまだ完全に解明されておらず、患者の毒素への感受性の違いだろうと推察されています。


とりあいず話をまた戻しますと、
全て球菌なので言葉のどこかしらにCoccusがついているのが分かって頂けると思います。

この同じ球菌関係の感染症でもたくさんあり過ぎて、テンパり中ですが、ここではあくまでStrep throatと俗に呼ばれる感染症の原因である化膿性のレンサ菌についてに絞ります。



主な症状について


強い喉の痛み
熱(38C or 101Fを超えることも)
飲み込むときに痛い
扁桃腺の腫れ、発赤(+扁桃腺に白い膿が現れるのが典型的な例だそうです。写真の例↓)
リンパの腫れ(頚部全部のリンパ節)

が典型的な症状でしょう。
こんな感じですstrep1.jpg


strep2.jpg


↑典型的な例

この炎症が原因で口臭がひどくなることもw
halitosis.jpg


遊び心です(ひどい口臭の正式名称をHalitosisといいます)
※体臭やわきがなどは会話の中ではよくBOという言葉で出てきます(Body odorの略)使ってみて下さい。



他にも頭痛(Headache)やお腹の痛み(abdominal pain)、倦怠感(Fatigue)、)などもよく起こるといいます。



主な感染源は人から人への感染。
咳やくしゃみ食器などの共用、または握手などでも感染するといいます。一般に3歳から12歳程度の児童でよく感染する+学校など閉鎖的な空間で過ごすことによって蔓延するといいます。もちろんStrep throatに感染したら直るまでは学校に行っちゃ駄目ですね。ATとして評価するときも、評価後自分自身の身を守るためにも手荒いうがいは欠かせません。基本ですね。

一端感染すると、感染から潜伏期間を1~3日おいて発症するのが普通のようです。
風邪やMonoなど他の病気と紛らわしいときがありますが、病院でスクリーン(喉の奥から粘膜を取って、特別な検査薬で菌があるかを確認する)をかければ一発で分かります。
原因が分かれば安心ですよね。



とにかく上記のような症状を起こす訳ですが、治療としてペニシリン系抗菌薬の投与が中心となるそうです。通常は内服治療が可能で。咽頭痛などのために内服が困難な時は、抗菌薬の筋肉注射または静脈注射を行うことがあるそうです。

ほっておいても直るケースもありますが、この感染症からひどい場合は
glomerulonephritis (糸球体腎炎), scarlet fever(猩紅熱、イチゴ舌を特徴とする), リューマチ熱などを併発するパターンもあり注意が必要です。

いちご舌
いちご舌


それぞれについて今度詳しく自分でも調べてみようと思います。



さて寝るか~


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