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list of OTC drugs

ウォールマートの薬局コーナーを不審者ばりに徘徊すること1時間ちょい。
薬の種類や、メーカーによる違いとかもすこーしずつ理解してきたけど、正直まだまだまだ。

軽くメモった内容を、こっちにも将来の勉強のメモ代わりに使います。
↑従ってまとまってない内容を書くと思われます。

アメリカのOTCで買われている錠剤の量の統計を見つけました。
びっくり仰天、多すぎだろ~。
定期的に徘徊してもうちょい詳しくなりたいですね。

Dextromethorphan HBr → For Coughing

商品名
●●

Pheylephrine HCL → Nasal decongestion/Sinus pressure

商品名
●●

Sennosides UPS →stimulant laxative(Constipation)
商品名
●●


Imodium
Loperamide HCL →antidiarrhea
simethicone→ Antigas


Advil PM
Ibuprofen → NSAIDs
Diphenhydramine HCL →sleep aid


Caffeine→ Alertness aid


Menthol→Analgesic

湿布。Icyhotなど、アメリカで使われているもののリストをあげる。
それぞれの違いなどを


Guaifenesin→Expectorant
去痰剤

商品名の例
●●。どんな成分と一緒に使われているか。副作用


Doxylamine
Succinate→Antihistamine, Runny nose

他のantihistamineとの違いはある?


Loratadine
→antihistamine


Ranitidine→ Acid reducer
acid indigestion


Simethicone
→Antiflatulent

製品名。どう働くか。下痢


Phillips
Magnesium→antiacid

Antiacid
→calcium chor??
→magnesium
→alminium ???

それぞれ効果は違う??


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09 : 16 : 26 | Pharmacology | コメント(0) | page top↑

胃・胸焼けの薬達

トレーニングルームでよく見かける薬は、これまでちょろっとずつ触れてきましたが、
今日はまたそのうちの一つ、胸焼けや胃のむかつきの際に選手に渡す薬を。

よく見る製品名としては、TUMSまたはbismuth subsalicylateを含有するPepto-Bismolあたりが有名でしょうか


↓下記
Pepto_antacid.jpg



rolaid.jpg


tums.jpg


↑こんな感じ




主な用法を見てみると、

胃のむかつき
胸焼け
吐き気
消化不良
(下痢)←かっこつきの理由は後述します

と記述してあります。


つまりコーヒー飲み過ぎてだとか、ストレスで胃がきりきりするとか、脂っこいもの食べ過ぎたとか、暴飲暴食だとか、胸焼けがするとか色々と効果がある訳です。


大事なのはどうやって作用するかです、AT目線で行くと当然の流れです。



ではそもそも、何で胸焼けとか胃の問題が起きるのか?
それは胃酸の生成過程を整理して考えることでほぼ解決します。


胃酸、つまりHCL、塩酸のことですね。
胃内が胃酸の働きによって酸性に保たれているのはみんな知っていると思いますが、その胃酸が何らかのきっかけで出過ぎちゃった、または胃酸から胃自体を守っているmucus君達がその機能を下げてしまった時に胃壁に負担がかかる訳です (胃内のPHは人によって、また食事などのタイミングにやって1から5の範囲だそうです)


胃酸の生成過程はいくつかに分類されます。
まずはAcetylecholine(アセチルコリン)、Gastrin(ガストリン)、Histamine(ヒスタミン)、この三つがchemical mediatorとして大きく関わってきます。


一つ目。
食事を取ろうとすると、脳からの刺激が副交感神経を刺激してその結果一つ目のAcetylecholineを分泌します。分泌されたこのAcetylecholineは胃壁に存在する受容体(名前忘れた・・)と結合し、その結果として胃酸を胃内へ分泌します。

二つ目。
これがみなさんになじみの深いものだと思いますが、食事を取ることで、食べ物または飲み物が胃に達すると、その刺激によりガストリン細胞からガストリンが分泌され、これもAcetylechorine同様、胃壁内の受容体に働きかけ結果胃酸を分泌します。

最後三つ目。
物質が胃内に進入してきた結果としてガストリンの分泌が行われることは前述していますが、このガストリン、Mast cell内にあるHistamineを放出される働きももっています。このヒスタミン、同じように胃壁細胞中に存在するH2受容体(ガストリンやアセチルコリンが結合する受容体とは別物)と結合し、結果胃酸を分泌します。

回路は違うけど、胃酸を分泌することには変わりないですね。
話は戻りますが、この胃酸、科学的にはPH1~2の強力な酸性で、胃内に進入してきた菌を殺菌したり、物質の消化の役目を果たします。つまり胃酸の生成は消化には絶対的に必要なものなんですね。





ちなみにちょっと脱線しますが、胸焼けって、なったことあるし、分かるけど実際はなによ?って疑問を持つ方いると思いますが、胸焼けの原因は、胃酸の食道への逆流。それによって食道内のPhを酸性側に下げちゃうことで、食道内部をirritateしちゃうという仕組みです。
正式には逆流性食道炎。つまり食道での問題でした。

英語ではreflux esophagitisといいます。

原因として、食後すぐに横になったりだとか前傾姿勢を比較的長時間続ける事があったりだとかが原因になります。もちろん、暴飲暴食、早食い、カフェインの摂取、油っこいものの摂取などでも起こりえます。普段は逆流を防いでいる、Esophageal sphincter(食道と胃を隔てている筋肉で、逆流を防ぐために収縮する)の機能が弱まると起こりえます。

つまり胸焼けもirritateされる場所が違うだけで、原因は胃酸から来ているんですね。


さて話は胃酸に戻って、この胃酸が問題で胃に問題が起こったときに助けてくれるのが私達の味方、薬君達です。
さて、どのように作用するか。


大きく分けて4つ

①Antacidとしての効果(Gastric Lumenで働く)
②Proton Pump Inhibitorとして(Pronton Pumpに働きかける)
③H2 inhibitorとして(pronton pumpを開始させるchemical mediatorに働きかける)
④胃自体を別の物質でコーティングしちゃって胃を守るというもの

①から③まではProton Pumpの仕組みを理解すれば簡単に整理がつきます。

簡単に言うと、
①は経口などでPhを上昇させる薬を胃内に入れて、酸性が強まっている胃内のPhを調節しようする薬。カルシウムなどが有名でしょうか。これはProton Pumpと呼ばれる胃酸生成過程とは直接関わりません。Proton pump(胃酸生成回路)の後の話ですね。
有名なところで、Tums, Rolaidsなどがあります。

tums.jpg
rolaid.jpg



②Proton Pump Inhibitor
このPront pump inhibitorとして関わる薬品にはNexiumやPrilosecなどが有名です。

この②は胃壁の細胞内で胃酸HCIが作られる過程を抑制して、胃酸の生成量をへらしちゃおうって薬です。H2 proton pump inhibitor君達は基本的にはOTCでなく医者からの処方箋を必要とします。理由として効果は①や③にくらべあるものの、side effect(副作用)が強く、医師の管理が必要だからだといいいます。うーん奥が深い。
ただしこれは前述のアセチルコリンやヒスタミンなどが細胞内の受容体と結合するのを防ぐわけではないので、胃酸生成回路自体を始めさせないようにするというよりは、回路の途中で邪魔しちゃうっていうイメージが強いでしょう。

下記商品のイメージです。ウェブから抜きました
nexium.jpg
prilosec.jpg



③最後にH2 inhibitor
2のProton Pump Inhibitorが回路の途中で邪魔することを考えればだいたい予想出来そうな感じですが、その通り、③Proton pumpが始まる前の段階、つまりHistaminがParietal cell内の受容体と結合してPumpingのプロセスを始める前に抑制しちゃえっていうものです。Histamine抑制ですね。COXのタイプ2を抑制するのが一番有名です。
本来ヒスタミンが組織内で受容体と結合することでProton pumpが始まり、結果胃酸を生成するわけですから、出来ちゃった胃酸を他の物質の投入で調整する①のプロセスと違い。また②Proton pumpが始まる前のプロセスをつぶしちゃうという事に関して②違いますね。

ちなみにこのH2 inihibotorは①と同様、基本的にOCTなので普通に薬局で買えます。有名な商品にTagamet, pepcid, Zantac, Axidなどがあります。アメリカ人に言わせると有名な薬らしーです。(渡米2年弱ではちょっとじゃよく見るとかの区別はつかない。。。)

tagamet.jpg

PepcidBottle.jpg



Axid.jpg
Zantac.jpg




さて、今度は視点を変えてみます。

前述の通り、胃壁内の細胞から分泌される胃酸のPhは1~2と強い酸性です。
基本的に胃内は酸性に保たれているものの、1とか2でずっといたら、胃自体もこの酸で消化されちゃうでしょ!って疑問が起こります。実際に消化されちゃう事も有り、胃潰瘍などの疾患が典型的な例でしょう。

じゃあ、普段はどうやって胃を守っているの?

これにもいくつかあります。

まずは粘膜の存在。粘膜が存在することで強力な酸から胃壁自体を守っています。
もう一つ、胃内のPhを中性にされる物質も分泌されます(これは説明を省きます。そろそろ疲れてきた・・・)。そして、もう一つ薬学を勉強する上では大事な要素になりますが、Prostglandinというchemical mediatorがこのHCI生成(胃酸)のプロセスに関わっています。色々な種類がありますが大事なのはPGI 2とPGE2でしょう。
特にPGE2はProton Pumpの生成回路に入ることで、HCIつまり胃酸の生成を抑制します。
②の薬と同じ効果を体内で自然と発揮する訳です。

このPGE2と、もう一つ有名な種類であるPGI2は胃酸の生成を減少させる+mucusのproductionを増加させるよう働きかけるといった機能があります。胃酸から胃を守っているMucus(粘膜)の生成を助ける命令を出す役目を果たす訳です。このPGは基本的にHistaminなどと一緒でchemical mediatorであり、プロセス内で他の受容体と結合することで威力を発揮します。


ちなみに、この胃酸生成のプロセスを色々調べていたら、先日取り上げたNSAIDsとも関わっていました。

NSAIDsをを摂取した場合NSAIDsの持つCOX inhibitorとしての作用がAA(Arachidonic Acid)からPGE2生成、のプロセスに働きかけてPGE2の生成が減少し、結果、本来PGE2が持つProton pumpを抑制する(つまり胃酸を抑制する)働きを無くしてしまう訳です。PGE2自体が生産されないので。つまりProton Pumpは働きを増してしまい、結果HCIを胃内に増やす結果になり、つまり酸性側に傾いていっちゃうんですね。慢性的に酸性側に傾いてしまった胃内には当然ストレスがかかりますから、それが原因で出血や潰瘍などが起こるんですね。アスピリンなどのNSAIDsを慢性的に摂取している関節症やリューマチ症の患者に胃からの出血などのSideeffectが多いのもこういう理由からです。


これで前のエントリーで疑問が残っていた、なぜNSAIDsが本来もつ4つの効果以外に、胃への負担を増やしてしまい、胃の出血や潰瘍といったside effectがあるのかって事につながりました。納得w。あーすっきり。




ちなみに今現在、上記の説明を英語でやれと言われてもやれる自信がないっす。
精進が必要です

もう一つ、今回のリサーチをしてて、もっと詳しくリサーチしなきゃと思ったやつ、それは下痢について。
これはまた違った生理学的原因+特別な薬品があるはずですから。 この胃や胸焼けへの薬には下痢止めの効果を含むもの含まないもの存在します。薬の成分によって違うんでしょう。


次回につづく~

11 : 35 : 51 | Pharmacology | コメント(1) | page top↑

Sulfa-based drugs

今日は一般にSulfa-based drugsという類の薬についての簡単なまとめを。
これは基本的に抗菌剤とかに使われている薬の成分の事。この化学式を含む薬をサルファ薬などと言います。

正式にはSulfonamidesといいます。。

なぜこのトピックを取り上げたかというと、アメリカ人でこの薬へのアレルギー反応があるとよく聞にするから。ペニシリンアレルギーなどはよく聞きますが、サルファアレルギーはあまり聞いたことがありませんでした。病院でのお医者さんのところに勉強に行かせてもらってて簡単に教えてもらう機会がありましたので、せっかくなので。


もう一度確認ですが、サルファ薬とは、Sulfonamideを含む薬品の総称です。
化学式にこのSulfonamideの成分が入っていれば、サルファ薬であり、処方には大変気を遣うそうです。

こんな感じ↓

180px-Sulfonamide-group.png




実際のアレルギー反応の例として、
①皮膚へのアレルギー
これはSulfa allergyでもっとも多いケース。
Skin rashから始まり、最悪のケースは前のエントリーでも触れた Stevens-Johnson syndrome/toxic epidermal necrolysisも起こりうるのです。同じSulfa-baed drugsの中でも、Antibioticとしての役割を持つSulfa薬の方がAntibioticを含まないものに比べてこのアレルギー反応の割合高くなるといいます。

②肝臓や腎臓へのアレルギー反応
同じようにSulfa-baesd drugsのアレルギー反応として肝臓や腎臓の機能障害を起こします。
一番典型的な例がHepatitis(肝炎)でしょう。
最悪のケースはStevens-Jone syndromeに発展することもあり(別の記事で書いています)時として命に関わるので非常に注意が必要なんだそう。

③肺系への反応
Asthma(喘息)や、vasculitis(血管炎)などの症状が起こることもある。

④血液系への反応
CBCの結果、White blood cellやRed blood cell, Plateletsなどの量が減ることが考えられるんだそう。+結果免疫系への影響もある。
↑これは全く知りませんでした。


さて、ではどのような薬にこのSulfanomideが含まれているのでしょうか。
ちょろっとネットで調べてみると出てくるわ出てくるわ。色々な形をした薬がありました。
目薬として、皮膚への塗り薬として、もちろん内服薬として。特に糖尿病、高血圧の人で他の薬との併用をしている人は注意が必要でしょう。

具体的な例としては、関節痛やリューマチなどの患者に用いられる抗炎症、痛み止めの薬であるCelebrexもこのサルファ薬に分類されます。(※ただし、このCelebrexはAntibiotic系のものではないので、今までアレルギー反応は見られた事はないといいます。理論上は起こりえるので注意がそれでも必要らしいですが)

このサルファアレルギー。テストなどで判別する方法は無く、アレルギー反応が起きたときのヒストリーなどから判別するしかないそうです。とりあいず、医者からいわれると思いますが、このサルファ薬に関してでもその他の薬に関してでも、服用した後、目的以外の症状が起こったらまず第一に服用を止め、医者に相談するのがベストだと思います。




もう一つの注意点というか、ちょっとこんがらがるポイント。

Sulfur「硫黄」(元素記号S)を含む薬品(Sulfur-containing drugs)とこのSulfonamide(サルファ薬)との区別をしっかりしなければならないこと。[Sulf]まで同じスペルですし、関係がありそうに見えますけど、実はこの2種は化学的には全く異なったものであって、Sulfonamideで見られるようなアレルギーなどの過敏反応は見られません。

ややこしいですね(-_-)
このSulfur-containing drugsには例えば、 sulfatesやsulfitesなどがあります(つまりSulfa based drugではない)。しっかり勉強せねばデス。ちなみにこのSulfatesにも多少の副作用の可能性はあります。喘息などがその代表的な例でしょうか。



話を戻すと、
このサルファ薬はドクターとナースの小話によると、比較的安い薬剤に使われていて、このサルファアレルギーがある人は少し高価であっても他の成分を使って同じ高価のあるものを使用しなければならず、面倒だといいます。ま、体のことを考えたらしょうがないですよね。

医者は必ず処方箋を書くときにアレルギーの有無について患者に尋ねます。
命に関わることですので当然ですが、疾患を治すのを助けるはずの薬でさらに悪くなったら、どうしようもないですよね。



最後に、

医者さんに聞くと、新しい薬が出来ても慎重な医者が多いそうです。
理由は未知の副作用やアレルギー反応が起こるかもしれないから。そういう理由で新しい薬が出ても、今まで長いこと使っていた薬とそんなに内容が変わらなかったり、今までの薬でしっかり疾患を治せていれば、間違いなく従来の薬を使うそうです。「今使っている薬が問題ないのであれば、しっかりとしたデータがでるまで俺は新しいのは使いたくない」とうちのドクターがいってました。

納得w

22 : 49 : 41 | Pharmacology | コメント(1) | page top↑

stevensjohnson symdrome/Lyell syndrome

どのカテゴリーにこのトピックをいれようかと迷ったけれども、あえてファーマの欄に

今日は
Stevens-Johnson Syndrom(SJS)/Lyell syndrome(TEN)と呼ばれる皮膚病にについて

前回のNSAIDsの説明で軽く触れましたが、どのようなものかを写真付きで説明します。
※画像を含みますので、見たくない人は飛ばして下さい。


この病気は主に先日紹介したNSAIDsを含む色々や薬の副作用として発生し、命に関わる大変重篤な皮膚病です。厚生省のデータが載っていたので、参考に以下
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1211/h1130-1_a_15.html#17



日本語ではSJSを皮膚粘膜眼症候群,TENを中毒性表皮壊死症と呼びます。
上記HPに飛んで貰えれば詳しい解説が載っていますので、詳しくは省きますが、

以下一部の症例の写真
StevensJohnsonsyndrome.jpg

stevenssymdrome2.jpg


スティーブンス・ジョンソン症候群



ポイントとして実に様々な原因が考えられれるということ。主にウイルス感染、薬剤の副作用、悪性腫瘍から、肺炎マイコプラズマ、食べ物などへのアレルギー反応、また原因が不明のものもあるそうです。生理学的な発生機序は未だ完全には解明されていないそうですが、原因としては1100種類以上だと記述してありました。


SJSの初期症状として,発熱,左右対称的に関節背面を中心に紅斑(target lesionなど)が
出現し,急速に紅斑の数を増し,重症化するにつれ,水疱,びらんを生じ,融合します。これらの症状には高熱を伴うことが多く、かゆみ、悪寒を感じる事も報告されているそうです。ポイントとして、眼,口腔粘膜,外陰部などの粘膜疹を伴うことも多く,呼吸器障害(肺炎等)や肝障害などの合併症を来し,その死亡率は6.3%との報告があるそうです。目に症状が出ることが多く、失明や後遺症になる症例も少なくいないそうです。



統計として、SJS, TENの発生頻度は,人口100万人当たりそれぞれ年間1~6人,0.4~1.2人と極めて低いものの(日本)、一端発症すると、死にいたる最悪のケースを含め、失明や皮膚疾患など重度の後遺症を伴う事が多いそうです。



薬剤の副作用が原因でのSJSやTENに関してここでは言及しようと思いますが、薬の副作用が原因でのSJSの発症は全体の59パーセントをしめるという文献もありました。また、前述のようにまれにとはSJS、TENを起こす可能性のある原因医薬品は,抗生物質製剤,解熱鎮痛消炎剤(NSAIDs),抗てんかん剤,痛風治療剤,サルファ剤,消化性潰瘍用剤,催眠鎮静剤・抗不安剤,精神神経用剤,緑内障治療剤があるそうです。その他にもたくさんありますし、原因となり得る薬品の成分に目を通すと、医師の処方無しで買えてしまう薬品の副作用での発症も十分に起こりえるようでうす。具体的には先日紹介したアメリカのスーパーで簡単に買えてしまう、AdvilやTylenol、ALEVEなどでも起こりえると言うことです。



また、これらの薬剤の副作用として起こる事に関して言えば、摂取から2週間前後の発症が多いとされていますが早いときは2,3日後からも症状が出る可能性があるようです。



一方,TENは,発熱や腋窩,外陰部,体幹などに広範囲な紅斑が出現した後,急速に水
疱を生じ,水疱は破れやすく(ニコルスキー現象),全身びらん症状を呈する。II度熱
傷に似て,疼痛も著明である。検査所見では,血液,肝,電解質などに異常を認めるこ
とが多い。多臓器障害の合併症(肝障害,腎障害,呼吸器障害,消化器障害等)を来し,
死亡率も高く20~30%とする報告が多い。このTENはSJSよりも重篤なカテゴリーにはいっており、SJSからこのTENに移行するパターンもあるそうです。

TEN.jpg


では、このよう症状が出てきたらどうするべきか?

まずは大前提として、薬の投与を即座に中止し医者に相談すること。(発症から2週間以内が治療の大事なポイントだそうです。)
治療として、外用性抗生物質やビタミン投与、副腎皮質ホルモン剤の全身投与,あるいは血漿交換療法なども行われるそうですが、しっかりした治療方法の確率には至っていないようです。



発生がまれとはいえ、こういう皮膚疾患が自分の判断で与えた薬品で起こりえることを考えると怖いですね(OTCで手に入る薬剤も原因となることがあります)。渡す際に、このような可能性があることを伝えなければいけないですし、このSJSやTENだけでなくても、アレルギーや喘息があることなどを確認するのはAthletic Trainerとしてだけでなく、一般消費医者としても薬を扱うときに大事な要素の一部です。




(一部の資料、厚生労働省HPより抜粋)




06 : 48 : 27 | Pharmacology | コメント(0) | page top↑

Antihistamin

今回はAntihistaminについて

花粉症がはやるこの季節、アスリートからも色々と聞かれる機会が多いのでここで軽くまとめを。
ま、そんな自分が一番酷いので、自分のためが一番ですが・・・笑


まずAntihistamin(抗ヒスタミン)と効いて一番にたまに浮かんでくるのは

花粉症とか、アレルギーの薬

だなって事でしょう。

その通りです。ただし抗ヒスタミンとは別に抗アレルギー薬もありましてその役割も一部重複するものはありますが、違います。

この抗ヒスタミン剤、根本的にアレルギー反応を根本的に治す薬ではなく、ヒスタミンが過剰放出されたときにあるタンパク質と結合しその結果アレルギー症状がでるのですが、そのプロセスを先回りでタンパク質に結合する事によって防ぐ作用をもっているのが、この抗ヒスタミンで、アレルギー症状が発現するのを防ぐ薬です。

トレーニングルームにある薬もいくつかの種類があります。

Antihistamin単一での薬剤。
またはAcetaminophenなどと一緒に用いることによって風邪総合薬としての機能の一部、
などが主でしょう。

抗ヒスタミン剤を語る前に、ヒスタミンとはなんぞやってのがそもそものポイントですね。
ではヒスタミンについて。

ヒスタミンとは一言で言うと、生体アミン。体の至る所に存在しています。いくつかのwebサイトの記述によると、脂肪細胞(Mast cell)に高濃度で存在していて、プラス肺、肝臓、胃粘膜、脳などにもあり、それぞれ器官での生理機能を担っているそうです。

つまりオデブの人はアレルギーの症状がひどい??BMIによって有意差でたりするのでしょうか。
リサーチが必要です

histamineaa.gif
histamine34.jpg



脱線しましたが、その他にもヒスタミン(Histamine)は神経組織では神経伝達物質として働きます。音や光などの外部刺激および情動、空腹、体温上昇といった内部刺激などによっても放出が促進され、覚醒状態の維持、食行動の抑制、記憶学習能などの生理機能を促進する役割を担っているそうな。

そのヒスタミン、食事からも体内に取り込まれる+体内で必須アミノ酸(Essential amino acid. EAA)であるヒスチジン(Histidine)からも作られます


肝心の役割ですが、普段は細胞内に貯蔵されているヒスタミンが、怪我やアレルギー原因物質(花粉とか)などの外部刺激、体内ホルモンバランスの変化などの内部刺激によって放出されることで、
血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などを起こします。

このヒスタミンが過剰に分泌されると、ヒスタミン1型受容体(H1受容体)というタンパク質と結合して、アレルギー疾患の原因となります。(つまりアレルギー反応や炎症の発現に介在物質として働くんですね)

ちなみにこのヒスタミンが結合する受容体は4つあり、アレルギーや炎症反応を起こすのが上記のようにH1型と呼ばれています。H2, 3, 4もそれぞれ特異の反応を起こします。めんどくさいのでそれぞれの説明は省きます。


怪我の際のヒスタミンの作用は次回詳しく説明するとして今回はアレルギー反応についての流れを

具体例を挙げると、例えば花粉が鼻に入ってきたとします。
その花粉(アレルギー原因物質)を体が認知することでヒスタミンを過剰に細胞から放出してしまいます。
→過剰に放出されたヒスタミンは体内のH1受容体と結合しそれが原因で鼻水、くしゃみ、喉の痛み、発疹、かゆみなどのアレルギー症状が出る訳です。


ところで一番最初のトピック、Antihistamineに話を戻すと、どのプロセスの部分にこの薬は働きかけるのか。それが大事なポイントです。

抗ヒスタミン剤は、ヒスタミンの過剰放出を防いだり、ヒスタミン自体を殺したりする作用はもっていません。最後のプロセスの部分、H1受容体とヒスタミンが結合しますが、抗ヒスタミンはその結合が行われる前にH1プロテインと先に結合しちゃって、ヒスタミンが結合するのを防いでるんです。行くところがなくなっちゃえばヒスタミンはアレルギー反応の原因にはなりませんからね。

つまり一言で言うと、略奪愛しちゃうぞ!物質なわけです



尻つぼみな説明になりまして自分の文章力を疑いますが、取りあいず今までの文章をまとめると

Antihistamineは過剰に放出されたHistamineのProtein(H1)への結合を未然に防ぐ事でアレルギー症状を防いでいるっていう事でした。ちなみにヒスタミンはある程度体にないといけません、体の機能の調節の役割も担っているので。


よく見る成分にantihistamineには

Diphenhydramine
Chlorpheriramine maleate


などがあります

ただし第一世代抗ヒスタミンと、第二世代抗ヒスタミンとありまして(複雑になってきて諦め直前)、
第一世代は中枢神経に作用するので、副作用として眠気や倦怠感、口の渇きなどを引き起こすのだそうです(生理学的作用はパス・・・)。ある文献によると2割から3割の人しか眠気などの自覚症状がないらしいのですが、アスレチックパフォーマンスに影響する可能性もおおいになるので試合前の服用には注意しなければいけませんね。ドライブの前なども注意が必要です。ただし、第一世代の副作用を利用して、睡眠薬として薬になっていたりもします。(そのくらい副作用が強いらしい)

対して副作用で眠気を伴わない(中枢つまり視床下部などに働きかけない)タイプの抗ヒスタミン剤も開発され代二世代として世に出回っているそうです。

もう一つ、抗ヒスタミン剤、神経伝達を妨げているので即効性はあるものの実は鼻づまりにはあまり効果がないという特徴があります。(血中にあるヒスタミンが鼻づまりに関与するので、末梢神経系でヒスタミンの伝達を阻害しても影響がない)。

手元にあるいくつかの薬の成分内訳を見てみると、
前述のDiphenhydramineChlorpheniramine Maleateなどの他に
Nasal DecongestantとしてPheylephrine HCIなどが加えられているものもあります。


OTC(市販)のAntihistamineを含んだ薬でもこの鼻づまりに効果のあるものないものがあるので選手の症状によって使い分けが必要になってくるでしょう。

ルームメイトのダスティンにもってる?って聞いたらAntihistamineを含まない、
Nasal Decongestant専用の薬をもってました。これにはexpectorant(去痰薬。痰を柔らかくしたり出しやすくする)が含まれてましたけど。


これは生理学的にどう働く・・・って調べてた頭から煙が出そうなので今日のところはパス(-_-)
鼻づまりがなぜ他の症状と生理学的に異なった回路を通って発現するのか、そのうちリサーチします(適当)
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